・現状を見直すところから始めましょう
「ビジネスで大切なものは何ですか?」
と聞かれたら、真っ先に何と答えますか?
人?
時間?
それとも、お金でしょうか?
この3つは、多くの経営者さんが大切に思っているのと同時に、なかなか改善されないお悩みの元でもあります。
とくに、リアルの店舗を持つサロン経営では、多かれ少なかれ「人」「時間」「お金」の問題を抱えているのではないでしょうか。
「人」「時間」「お金」の3つバランスをとれた経営ができると、とても理想的ですよね。
ビジネスを理想的なスタイルに変えるためには、まず、現状を知ることが先決です。
今回は、よく相談のある例をご紹介していますので、自分がどのようなことに困っているのか、一緒に具体的に洗い出してみましょう。
●「人」の育成に頭を悩ませていませんか?
サロンオーナーさんは、スタッフの人材育成、スタッフの定着、後継者問題…など、「人」に関わることで向き合うべきことがたくさんあります。
もしリアル店舗を持っている場合、店舗拡大には幹部社員となる複数店舗を統括できる店長の育成も不可欠です。
また、とくに女性スタッフは、人生のライフステージの変化(結婚・出産・育児・介護)によって働き方が変わる人が多いので、せっかく育てたスタッフが定着しないという頭の痛い問題もあります。
結婚や出産はおめでたいことですから、心から祝福する気持ちはあるものの、どこかでがっかりしている経営者さんも少なくないでしょう。
また、ひとりオーナーだったとしたら、年齢とともに現役で施術を担当するのが難しくなってくる、という問題も見逃せません。
つまり、サロンや会社を継続させるためには、後継者の育成が必要になるのです。
あなたの抱える「人」の問題は、これらに当てはまることはありませんか?
・「時間」の制約を感じていませんか?
「時間」にしばられているサロンオーナーさんも、とても多いでしょう。
よく耳にするのは、
「働き詰めで、自由な時間がほとんど持てない」
というお悩みです。
サロンを持っていると、毎日店舗に出勤するといった物理的な移動時間も発生します。ときには、たとえ遠隔地であってもご自身が出向かなければならないこともあるかもしれませんね。
それ以外にも、スタッフが子育てや介護に携わっている場合、長時間勤務が難しいというケースも多々あります。
そうなると、経営者であるご自身が現場に出なければならないこともあるでしょう…。
・店舗や在庫があることによる「お金」の問題
お金を考えるうえで、常に念頭に置いておかなければいけないのが「固定費」です。
お客様が入っても入らなくても、毎月の家賃はかならず発生しますし、光熱費や備品代もかかります。
店舗が増えたら増えた分だけ、固定費も上がっていくところも、リアル店舗を抱え続ける難しさにつながっているのです。
在庫を抱えるビジネスでは、在庫管理が必要になることで事務の煩雑化につながり、時間もとられていまいます。商品が売れず処分することになると、さらに利益が減少してしまうケースも少なくありません。
また、お客様になかなか足を運んでいただけない場合もあるでしょう。その場合、
・立地の問題であれば移転を考える
・時代の移り変わりによるニーズの変化であれば、改修工事をする
といった対策が必要になります。
でも、それでも時代に合わなくなってしまったら、撤退することになるでしょう…。
こうなったときのダメージは、思った以上に大きいものです。たとえば、
・スタッフのモチベーションが低下して、サロン全体の雰囲気にまで影響する
・すでに前受金をいただいているお客様への対応にも追われる
というように、後々まで響いていきます。
店舗経営は、1日に施術できる人数も時間も限られるため、どうしても利益は頭打ちになってしまうもの。
売上を増やすためには、店舗の面積を広げるかスタッフを増やすしかありませんが、どちらもお金がかかってくることになるのです…。
・「人」「時間」「お金」にしばられない働き方を目指しませんか?
ここまで、サロンオーナーさんによくある「人」「時間」「お金」に関するお悩みを列挙してみました。
もしいまはなんとかなっていたとしても、オーナー自身が年齢を重ねていったときに、身体が疲れて現役を退かなければならないことも見据えておかなければなりませんよね。
でも、安心してください。
いろいろなリスクを抱えるサロンオーナーさんも、これまでの働き方をガラッと変えて、「人」「時間」「お金」から自由になることができます。
スタッフを雇わず、店舗も増やさずに利益をあげられるようになったら、いいと思いませんか?
「人」「時間」「お金」の問題が解消すると、利益は一気に3倍になりますよ。
働き方が変わると、あなたの人生も大きく変化していくでしょう。
次回からは、理想の働き方を実現するための「次世代型のサロンオーナーの働き方」をお話ししますね。
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