・セールスが苦手な人は、傷つくことを怖がっている
あなたは、セールスが得意ですか? それとも、苦手ですか?
いま、働いている人の80%以上が、「セールスが苦手」だと感じているそうです。
でも、会社から一番多く求められている業種は「営業」。
それほど、営業・セールスはビジネスに欠かせないものなのです。
これは、会社だけでなく、個人のビジネスでも同じことが言えますよね。
では、なぜ80%以上もの人が、セールスを苦手だと感じているのでしょうか?
それは、「セールスを断られる=自分のことを否定されたと思い、傷つく」ということが理由なのだそうです。
実際は、商品が必要ないというだけで、人を否定しているわけではありません。
でも、傷つくのが怖くてセールスできないという人はとても多いのです。
あなたや、まわりのスタッフの人はどうでしょうか?
・セールスの成功率は、よくて50%
起業をして間もない頃は、セールスをしても10人中ひとり、多くても3人くらいにしか買ってもらえないものです。
でも、1年、2年経ってくると、セールスの成功率も、30〜50%になります。
それでも、半分は断られてしまうものなのです。
もし、傷つくことを怖がりすぎてしまうと…
・メルマガ配信をしようとしても、「解除されるのでは…」
・LINEをしようとしても、「ブロックされるのでは…」
…というように、不安や心配事がたくさん出てきて、セールスができなくなってしまいます。
セールスで断られても、成功率はよくて50%だと、割り切ってしまいましょう。
・セールスが苦手な人は、心配なことにフォーカスしてしまう
普段から心配性の人は、日頃からできなかったことや心配なことにフォーカスしすぎているのかもしれません。
わたしは、以前半年ぶりに個別相談をした相手の人から
「前回、商品を買わずに断ってごめんなさい」
と言われたことがありましたが、断られたことをまったく覚えていませんでした。
そのとき、わたしは契約してくれた人だけ覚えていて、断った人には、あまりフォーカスしていないのだと気づいたのです。
うまくいかなかったことにフォーカスしていると、不安が大きくなり、動きが鈍くなってしまうもの。成功するためには、よかったことにフォーカスしていきましょう。
・サービスを提供するには、まず、買ってもらうことが不可欠!
以前、新人教育として、エステの技術だけでなくセールスを教えていたことがありました。
でも、だいたい3ヵ月の間に、半数の人が辞めていく結果に…。
それほど、セールスが苦手な人は、苦しくなって続かなくなってしまうのです。
でも、自分のサービスを人に提供できるのは、セールスが成功したあと。
どれだけスキルを磨いても、資格を持っていても、誰かがサービスを買ってくれなければ食べていけませんよね?
人に喜んでもらうためには、まず自分の技術を売ることが必須なのです。
「売る力がない限り、自分のスキルを活かせない」
ということが腑に落ちた人は、次第にセールスを身につけられるようになります。
とくに起業家は、自分で営業することが大前提ですから、セールス力を磨いていきましょう。
そして、ただサービスを売るのではなく、「美しく売る」「美しく稼ぐ」ことを大切にしたいものですね。
・「人の3タイプ」に合わせたコミュニケーションのとり方を身につけましょう
「セールスは難しい」
と言う人は、もしかしたら、相手がほしいものとあなたが提供したいものがずれているのかもしれません。
そのずれをなくすために有効なのが、わたしたちキレイデザイン協会でご紹介している、人の個性の「3タイプ」に合わせたコミュニケーションの取り方です。
コミュニケーションのずれがなくなると、こちらから売らなくても、相手から「ほしい」と言ってもらえるようになりますよ。
人の「3タイプ」のセールスポイントについては、以前のコラムでも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
…3タイプの基本的な特徴をご紹介しています。
…3タイプ別の、お客様に喜ばれるアプローチ方法をご紹介しています。
・しあわせを感じられる、本来の「セールス力」を磨きましょう
人は自分が本当にほしいものを買うと、とても嬉しい気持ちになるものです。
そして、売る人もお客様の喜びを感じ、お互いにとっていい交流、いい心の通い合いが生まれます。
本来、セールスとは、そのようなものなのではないでしょうか。
お客様の要望を引き出し、お悩みに合わせたセールスができるようになると、自分のサービスを売ることにも喜びを感じられるようになります。
それが、自分のしあわせにもつながっていくのです。
そのようなしあわせを感じられる経営者が、世界中に増えていくことを心から願っています。
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