・「ビジネスの種」はお困りごとのなかにある
あなたは、何か悩んでいることがありますか?
人は、悩みを解決したいと思っているものです。
「ビジネスをもっとよくできないかな…」
「この問題解決に、こんなものがあったらいいのに…」
こんなお悩みの声が聞こえたときに、
「代わりにわたしがやりますよ!」
と手をあげられる人がビジネスで成功する人です。
たとえば、ダイエットや英会話などは、身近な「お困りごとを解決するビジネス」の代表格といえるでしょう。
とはいえ、世の中の人が何に困っているのか、すぐにはわからないかもしれません。
そんなときは、家族や同僚、大切なお客さまなど、身近な人に興味を向けてみてください。
身近な人たちが、何か困っていることはありませんか?
日頃からまわりの人に意識を向けると、何気ない会話や表情などから見逃していた「何か」に気づけることがあります。
ビジネスには、かならずしも特別な資格やスキルが必要なわけではないのです。
相手を思いやる心を磨き、「ビジネスの種」を見つける習慣を持ちましょう。
・お客さま視点で考えていますか?
「なかなかお客さまが集まらない」
「リピートしてくれるお客さまがいない…」
こういった相談も多く寄せられます。
このような悩みを抱えているなら、自分のやりたいことだけをしてしまっているのかもしれません。
そんなときは、一度、お客さまの目線で考えてみましょう。
お客さま側になったあなたがいまのサービスを受けたとき、本当の望みを叶えられていますか?
心地よく過ごせていますか?
このように、お客さまの立場に立って振り返ることも大切です。
そうすると、新しいアイデアが浮かんでくるかもしれませんよ。
・「体験」がお客さまの喜びにつながる
同じお悩み事を解決するサービスでも、人気には差があるものです。
そして、ファンが多い人気のお店や企業には、ある3つの共通点があります。
1 商品の品質がいい
2 コストパフォーマンスが高い
3 顧客サービスがいい
とくに、ものがあふれた現代では顧客サービスが重要です。
あなたも、毎日行きたくなるようなお店や、つい応援したくなるスポーツチームがあるのではないでしょうか。
そこには、あなたの気持ちをワクワクさせたり、楽しくさせたりしてくれる「何か」があるはずです。
また、人にはワクワクしたり嬉しくなったりして感情が高揚すると、ついものを買ってしまうという傾向があります。
商品や知識ではなく、お客さまに喜んでもらえる「体験」を提供できるようになると、お客さまは、あなたや会社のファンになってくれますよ。
・一流には一流のおもてなしがある
「ワクワクして、つい買っちゃった」
という体験は、とてもしあわせな気持ちになりますね。
お客さまに、そういった体験をしていただくにはコツがあります。
たとえば、一流の高級ブランド店などでは、
「これ、いいですね」
と言っても、
「いまがお買い得です! 買わなきゃ損ですよ」
と、一方的に売り込んでくることはありません。
また、VIPルームは、そこにいるだけでもいい気分になることができます。
特別な気分でお買い物ができると、
「次もここで買いたいな」
「また、ここに来たいな」
という気持ちがわいてくるものです。
もちろん、VIPルームは頻繁に購入してくれるお得意さま限定なので、一見さんが行ったら逆に緊張してしまいます。
訪れるお客さまの層に合わせて、適切なサービスを用意することが大切なのです。
・顧客満足度が上がる秘訣は「感情」が動く接客!
接客にもいろいろな形がありますが、人は心地よい接客を好むものです。
心地よい接客には、
・そこで大切に扱われたという特別感
・ほしいタイミングでほしいものが出てくる安心感
・自分が決めて買ったという納得感
といった感情が含まれています。
このように感情が動くとき、人は気持ちがよくなり、つい買ってしまうでしょう。
とくに女性は、感情が満たされているときに、その人や商品、サービスを好きになり、ファンになるものです。
よりよい接客を目指すときは、ぜひ、お客さまの「感情」に目を向けてみてください。
顧客満足度が上がり、変化が訪れるはずです。
・相手の視点を持ちファンを増やしましょう
ファンが多いお店や企業と同じように、ファンがつかないお店や企業にも特徴があります。
たとえば
「売り込みばかりで、こちらの話を聞いてくれない…」
「いい返事をするまで帰してもらえない…」
というお店には、あなたもきっと行きたいとは思わないでしょう。
一生懸命さや必死さが仇となって、結果的にお客さまを遠ざけてしまっている場合もあるのです。
どんな事情があっても、お客さまの心を尊重しない接し方はしないように、注意しましょう。
最初にお話ししたように、お客さまの心を尊重し、本当に相手を思いやることで「ビジネスの種」が見つかります。
お客さまの立場で考える視点を持つことで、あなたのファンを増やしていきましょう。
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