・スタッフの個性を「色」でチェック!
あなたは、スタッフと関係性を築くうえで、どんなことを心がけていますか?
わたしは、相手の個性に合わせた伝え方を意識しています。
相手の個性やコミュニケーションに合った伝え方がわかると、自然とすれ違いが減り、信頼関係を築きやすくなるでしょう。
そして、チームの人間関係がよくなると、パフォーマンスも上がり、ビジネスにもいい影響があらわれやすくなりますよ。
わたしたち、キレイデザイン協会では、生年月日からその人の個性を導き出し、「12色」にあらわしてご紹介しています。
色の調べ方は、拙著、書籍『ビックリするほど当たる! 12色キャラ診断』(かざひの文庫)などでもご紹介していますので、参考にしてみてください。
今回は12色のなかから、「オレンジ」の人について、個性やパフォーマンスを発揮しやすいシチュエーション、言葉がけなどをご紹介していきましょう。
・オレンジは、自由に軽やかに吹き抜ける風のような人
オレンジの人は、フットワークが軽く、何事にも左右されない明るさを持っているタイプです。
楽しいことが大好きで、自由かつ豊かな発想を持って、何にでもトライします。
深く考え込むことなく、ゲーム感覚で楽しむことができるのも行動力がある理由です。
堅苦しい雰囲気が苦手で、気配りをしながらムードを盛り上げ、いつも仲間が笑っていることにしあわせを感じるので、自然とまわりに人が集まってきます。
・オレンジのキーワードは、フレンドリーなムードメーカー
オレンジには、次のような特徴があります。
・行動、返事が早い
・曖昧な状態が苦手で、白黒つけるとスッキリする
・きちんと目を見て話してほしいタイプ
・期間、数字に強い
・手先が器用な一面も
キーワードは、「フレンドリー」で、表現力、陽気、軽やか、楽しさです。
オレンジの人の特徴は、陽気で自由なパワーをもたらしてくれるところです。
太陽の色でもあるので、あたたかみも感じますよね。
オレンジの色を身につけていると、表現豊かに発信する力がわいたり、一緒にいる相手に親近感を与えたりすることもできます。
物事を楽しくポジティブに考えたいときには、オレンジがおすすめです。
自分もまわりも、軽やかな気持ちになれるでしょう。
・仕事面では、頭の回転が速く、ここ一番の勝負強さが持ち味!
オレンジの人は、長期戦は苦手で、いますぐに結果を出したいタイプです。
頭の回転が速く、勝負強さは12色キャラのなかでも群を抜いています。
勝つか負けるか、自分にとって得なのか損なのか。
オレンジの人にとっては、ここが重要なポイントです。
ただし、勝ち負けにこだわるあまり、意識しないと目的を見失ってしまうことも…。
一方で、臨機応変に対応できて機転もきくため、突発的に何かが起こった場面でとても頼りになります。
また、成功パターンを真似して、オリジナルのものをつくりあげることができるのもオレンジの人の特徴です。
この強みを、活かしていきましょう。
・オレンジの人と仕事をするときは、「結果をほめる」ことがポイント
頭の回転が速く、結果を出すことにこだわるオレンジの人には、その結果をきちんと言葉にしてほめることを心がけるのがポイントです。
また、長期にわたるプロジェクトよりも、短期間で結果を出せる目標を設定してあげたほうが、楽しんで取り組み、力を発揮します。
指示もざっくり「これをやっておいてね」と言うのではなく、すぐに行動できるように、わかりやすく順序立てて説明すると効果的です。
・オレンジの人の人間関係は、無邪気で人なつっこい人気者!
オレンジの人は、老若男女関係なく、誰とでも明るくフランクなお付き合いができます。
無邪気で人なつっこく、気配り上手の人が多いため、気づけば自然とまわりに人が集まるのもこのタイプ。
はつらつとして、好奇心旺盛なオレンジの人間関係は軽やかです。
ただ、根っからの負けず嫌いを人間関係にも持ち込んでしまうと、せっかくの関係性にヒビが入ることも…。
Win-Winを重視する傾向もあるので、それをよしと思う人とはいい関係性を築けますが、なかにはビジネスライクに感じてしまう人もいるかもしれません。
無邪気なオレンジの人と接するときは、「○○さん、すごい!」と小さなことでも気づいてほめてあげると効果的。
堅苦しいのが苦手なので、フランクな間柄を好みます。
でも、何かを伝えるときには、曖昧な言葉ではなく、問題点をはっきりストレートに伝えてあげましょう。
ただし、落ち込みやすい一面もあるので、そんなときはそばにいて話を聞いてあげると◎。
目を見てしっかり話すことがポイントです。
また、損得で考えがちなオレンジには、お得情報やメリットを伝えると喜ばれます。
・個性を活かして、ビジネスをぐんぐん伸ばしましょう
明るく楽しいことが大好きなオレンジの人に効果的な言葉がけは、
「気さくな人だね」
「○○さんといると楽しい」
「器用だね」
といった言葉です。
気づいたら、ぜひ、その場で伝えてあげましょう。
スタッフの個性を知ったうえで育成をすると、コミュニケーションの摩擦が減り、それぞれのよさが発揮されやすくなります。
チームの雰囲気がよくなると、お客さまにも魅力が伝わりやすくなり、ビジネスはぐんぐん広がっていくでしょう。
また、人の育成は、経営者やリーダーの成長にもつながります。
自分と相手の個性を生かしながら、ビジネスも人生も、豊かさを手に入れていきましょう。
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