・本命講座の設計は、考える順番がカギ
本命講座を設計するとき、あなたは何から決めていますか?
じつは、設計のときの「考える順番」はとても大切なポイントなのです。
本命講座は、次の3つのステップで設計を考えていきましょう。
① Who 「あなたは誰をしあわせにしたいですか?」
② Why 「なぜ、この講座を開講したいのですか?」
③ What「何を提供しますか?」
ぜひ、この3つを具体的に言葉にしてみてください。
それに共感してくださる人が、あなたの理想のお客様なのです。
では、どう設計するといいのか、3つのステップをひとつずつ具体的に考えていきましょう。
・Who? 「あなたは誰をしあわせにしたいですか?」
ここでのポイントは、しあわせにしたいと思う“たったひとりの特定の人”を設定することです。
講座を開催するとき、
「誰でもいいからたくさん来てほしい」
という思いで、集客からはじめてしまっていませんか?
そうすると、受講対象者(ターゲット)があやふやになり、その後の講座コンテンツづくりにも影響してしまいます。
そうならないために、かならず最初に、“たったひとりの特定の人”を決めるようにしてください。
たとえば、仮にターゲットを“Aさん”として設計を考えてみます。
このAさんは、本命講座だけでなく、オファー講座、フロント講座の共通のターゲットにしてもいいでしょう。
・いままで受講して、一番喜んでくれた人
・いままで受講して、一番大きな成果が出た人
・目の前で悩んでいる人
・昔の自分
などから、理想のお客様像に該当する人を思い浮かべ、“Aさん”の具体的な悩み、欲、夢を書き出してみましょう。
そして、Aさんのビフォーアフター(講座を受ける前と受けたあとの変化)も、文章化してみてください。
イメージするだけではなく、言語化・文章化することがとても重要です。
書き出してみることで、「Who?」を具体的にしていきましょう。
・来てほしい人に向けて、告知ができていますか?
あなたは講座を募集するときに こんな告知をしてしまってはいないでしょうか?
「誰でも、短期間で簡単に学べます」
「今回特別価格、3時間3000円」
「あなたのやりたいことが、きっと見つかります」
ドキッとされた方もいるかもしれませんね。
これらのメッセージから読み取れる「受講してほしい人」は、こんな人です。
・自分が何をしたいかわからない
・短期間で簡単に技術が身につくことを求めている
・価格が安ければ、ちょっと試しにやってみたい人
でも、あなたが募集したかった人は、このような人たちでしょうか?
きっと、本当は違いますよね。
もし集客で、ミスマッチが起きてしまっているなら、それは、あなたのメッセージに「Why」がないことが原因かもしれません。
・ Why 「なぜ、この講座を開講したいのでしょうか?」
イメージする理想のお客様を相手に、あなたは何を教え、どんなゴールを提供できるのでしょうか?
あなたが本当に講座に来てほしい人を、告知する段階から、明確に絞っていきましょう。
アップル社は、どうして熱狂的なファンを生み出せたと思いますか?
それは、スティーブ・ジョブズがこの「Why」からはじまる問いを、何度も何度も繰り返したからです。
「なぜ、あなたはその講座を開講したいのですか?」
「その講座を受けてほしい人は誰ですか?」
このように、あなたが提供する本命講座を受講したら、どのように変わり、何ができるようになるのかを設定し、ターゲットAさんを明確に定義していきましょう。
・ 「Why」から、あなたのミッションが見えてくる
現在は、商品で大きな差別化をはかることはできません。
わたしたちの講座コンテンツも同じで、素晴らしいものであればあるほど、すぐに真似されてしまいます。
ですから、これからの時代は、
「誰から学ぶか?」
「誰と一緒に学ぶか?」
といった、「想い」や「ミッション」が、お客様から選ばれる決め手になっていくでしょう。
ぜひ、「Why」からはじめる次の3つの質問で、ミッションを設定してみてください。
1.目的 何のためにやっていますか?
2.対象 誰のためにやっていますか?
3.価値 みなさんは何に魅力を感じて参加しますか?
この3つの質問を繰り返し、繰り返し、自分に行なってみてください。
どなたにも、かならず奥底の想いというのがあるはずです。
ミッションを明確に発信できるようになると、どんどんお客様から選ばれる講師になっていくでしょう。
・What 「何を提供しますか?」
本命講座の対象者が明確になり、なぜやりたいかを決めると、本命講座のコンテンツが明確になっていきます。
ここから、あなたの本命講座の概要を具体的に書き出してみましょう。
項目は次のとおりです。
・・・・・・・・・・・・・
1.時間
〇時間×〇回
〇時~〇時
2.価格
〇〇万円
3.タイトル
4.内容
「○○で悩んでいる(~になりたい)〇〇さんが、この講座を受講すると、○○ができるようになり、○○の状態になります」
5.募集人数
6.いつからはじめますか?
1回目 ○○年〇〇月〇〇日
2回目 ○○年〇〇月〇〇日
3回目 ○○年〇〇月〇〇日
・期日を明確にすることで、実現に向けて動き出せる
「Who・Why・What」の3つのステップで講座を設計すると、理想のお客様像が明確になります。
そうすると、そのターゲットに合わせた講座内容をつくり、告知ができるようになるので、どんどん、自分に合った人が来てくださるようになるのです。
そして、3ステップ目の本命講座の概要で、
「〇月〇日からやります!」
とスタートする日時を確定することで、自動的にそこへ向けての準備が進んでいきます。
あなたも、「Who・Why・What」の3ステップで、理想のお客様が集まる講座を実現させていきませんか?
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