・「年商」の立て方を変えませんか?
「もっと多くのお客様に、認知を広げるにはどうしたらいいのか…」
「サービスの質を高めて売上を上げたい」
多くの経営者がビジネスの拡大に頭を悩ませ、さまざまな工夫をしています。
以前のコラム「予定は『年間計画』で立てましょう」では、年商1億円を達成するには、まず、年商1000万円の土台をつくることから始めましょうとお伝えしました。
ここで注意したいのは、
「毎月80万円の売上があれば、1000万円達成できる」
と考えないようにすることです。
毎月80万円を目標にしていては、いつも新規顧客を探し続ける必要があるため、いつまでたっても忙しさから解放されません。
実際、わたし自身このように働いていたときは、常に「時間がない!」と感じていました。
経営者がその忙しさから抜け出すには、「年商の考え方」から変える必要があります。
今回は、その方法をご紹介しましょう。
・年に2回の山場に集中して売上を上げましょう
時間や集客にとらわれず売上を上げるコツは、「年に2回の山場を設け、本命商品で3ヵ月間300万円の売上をつくること」です。
そして、本命商品を購入してくれたお客さまのなかから、コミュニティ会員を増やしていきましょう。
わたしにとって、コミュニティの会員制ビジネスは、経営を安定させるために必要な「サブスク」のようなものです。
たとえば、月1万円の会費の場合、30人いれば毎月30万円の収入が見込めます。
①本命商品:3ヵ月で300万円×2回=600万円
②会員制ビジネス(サブスク):月1万円×12ヵ月=360万円
合計960万円達成
このように考えると、忙しい月とゆとりのある月ができて、メリハリがつきますよね。
このメリハリによって、自分のやりたいこと、好きなことができる自由な時間も確保できるようになるのです。
・「キャンペーン」を活用して、お客様に行動を起こしてもらいましょう
年2回に集中して売上を上げるには、どのようなことをすればいいのでしょうか?
一番効果的なのは、「キャンペーン」です。
たとえば、Amazonキャンペーン、楽天キャンペーン、ブラックフライデーといったキャンペーンをよく耳にしますが、キャンペーンが開催されていると何かしら購入したくはなりませんか?
期間限定のキャンペーンには、お客様に行動を起こさせる魅力があります。
ですから、お客様に行動してほしいときにはキャンペーンがおすすめなのです。
オンラインビジネスの場合は、まずキャンペーンを行い、顧客リストを集めてください。
そこから、キャンペーンで集まったリストの方へセミナーを行い、興味のある人たちに個別相談に来ていただき、本命講座をご紹介する…という流れをつくりましょう。
そして、最終的にはコミュニティへ誘導してください。
このように、キャンペーンを行うことが、リストや売上につながっていくのです。
・キャンペーン期間を設けて希少価値を高めましょう
リアルの店舗は、お客様は営業時間内でしか購入ができません。
一方、オンラインの場合は24時間365日いつでも開いている状態です。
お客様は、「いつでも開いている」と思うと、すぐには行動しないものです。
あなたの場合はいかがですか?
いつでも買えると思うと、「そのうち買おう」と、その場で購入しないことも少なくないのではないでしょうか。
キャンペーンは、「〇月〇日から□月□日までしか売らないので、この期間にぜひどうぞ」と始まりと終わりの時間を設けることで、お客様の行動をうながす効果があるのです。
また、オンラインの場合はリアルの店舗より認知してもらうことが難しいのですが、キャンペーンは認知されやすくなる方法のひとつです。
「24時間365日、いつでも開いているお店」ではなく、「年に数回だけキャンペーンを行っているお店」という希少価値をキャンペーンで演出しましょう。
・リスト取りに最適なのは「電子書籍出版」!
キャンペーンのなかでもわたしが一番おすすめしているのは、リストがとりやすい「電子書籍出版マーケティング」です。
もちろん、ただ電子書籍を出版するだけでは、リストはなかなか集まりません。
出版時のキャンペーンでリストを集め、セミナーへとつなげていく必要があるのです。
ひとつハードルを下げて、小冊子を出すのもいいですね。
年商で売上を立てていくために、年2回キャンペーンを開催し、集中的にリストを獲得し、大きな売上をつくっていきしょう。
●「キャンペーン」で経営ステージを上げましょう
年間で計画的に売上をつくり、ビジネスを拡大させていきましょう。
そのためには、キャンペーンを設定し、リストをとることが大切です。
キャンペーンを有効に使うことで、安定した売上も、お客様も、自分の自由な時間も確保しましょう。
ビジネスに必要な「時間」「人」「お金」の3要素を手に入れることで、気持ちにもゆとりが生まれ、ひとつ上のステージで経営ができるようになりますよ。
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