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執筆者の写真大沢清文

●ビジネスで一番大切なのは「あり方」

・「あり方」が、ビジネスを成功させるカギになる



 女性起業家の皆さんから多く寄せられる質問のひとつに、

「サブスクリプションの取り入れ方について、教えてください」

 というものがあります。



 サブスクリプションは、製品やサービスを一定期間・定額で提供する、いま増えているビジネスモデルです。



 あなたも、検討しているひとりでしょうか?

 でも、新しいビジネスモデルなどを取り入れる前に、ぜひ考えてほしいことがあります。

 それは、取り入れたい理由(あり方)です。

 この「あり方」が、ビジネスがうまくいくかどうかのカギをにぎっている大事なポイントなのです。



・自分ばかりに矢印が向いていませんか?



 どうしてサブスクリプションを取り入れたいのかを尋ねたときに、

「ビジネスがラクになると思うから」

 という答えが返ってくる場合、わたしは、

「その考えでは、絶対にうまくいきませんよ」

 とお伝えしています。



 それは、矢印が自分に向いているからです。



 どのような気持ちで仕事をしているかは、お客さまにも伝わっているもの。

「自分がラクをしたいから」

「自分が好きなことをしたいから」

 という動機も、お客さまにはわかってしまいます。


 このような「あり方」で、毎月お金をもらおうとサブスクリプションを始めてしまうと、とんでもないことになってしまうでしょう。

 矢印がお客さまに向いていないビジネスは絶対にうまくいかず、継続もできないものなのです。


 あなたは、提供するサービスでお客さまにどうなっていただきたいですか?

 お客様のために、サブスクリプションを取り入れたほうがいいと思うのであれば、そのときはぜひ取り入れてみましょう。



・続けるために必要な「痛み」



 あなたは、お客さまからお金をいただいたり、高値をつけたりすることに、抵抗を感じるタイプでしょうか?

 このような価格の相談も、とても多くいただきます。


 価格で迷ったときは、まず、自分が何かを学ぶときのことを思い浮かべてみてください。

 ちょっとでもお金を払って痛みを感じたほうが、

「せっかくお金を払っているのだから、元をとりたい」

 と思い、学んだものを生かそうとしているのではないでしょうか。


 人は、無料で手に入れたものには価値を感じにくいもの

 ですから、痛みがないものは、どれほどいい学びであっても継続されにくくなります。また、得た知識を生かそうとする人も少なくなり、その場限りになってしまうことも多いでしょう。


 たとえ提供する側が「無料でやりたい」と思ったとしても、それではお客さまは継続してくれません。

 少しでもお金をいただくことで、お客様に動いてもらえるようにしましょう。


 一方で、自分のビジネスを安定させるために

「このくらいのお金が必要だ」

 という発想で価格設定をすると、どんなサービスでもうまくいきません。


「お金をいただくのは相手のため」

 と考えて金額を設定しましょう。

 そうすることで、結果的にあなたも豊かになって、もっといいサービスができるようになるでしょう。


 お客さまに喜んでいただけるからこそ、継続してお金をいただけるのです。

 そのために、お客様が積極的に学び続けられることをイメージして、少し痛みを感じるくらいのところで価格を設定するといいでしょう



・あなたの元にくるお客さまはどんな人?



 稼ぎ続ける人になるためには、「あり方」が整っている必要があります。

 これは、「鏡の法則」と同じようなもの。

 あなたの元に来てくれるお客さまがどんなお客さまなのかは、自分の鏡になっているのです。


 自分が「奪おう」と思っていては、奪う人しか寄ってきません

 自分が「与えよう」と思っていると、与える人が集まります

 あなたが「学び」が好きで、お金を出して学んでいれば、やはり「学び」が好きな人がやって来ます。

 もし、自分が無料のものだけしか利用していないのであれば、同じように、無料が目当ての人が来るでしょう。


 このように、自分がどうあるかという「あり方」によって、お客さまも変わるのです

 まさに鏡の法則ですね。



・まずは自分がしあわせになって、まわりにしあわせを与えていきましょう



「シャンパンタワーの法則」を、ご存知でしょうか?

 シャンパンタワーは、一番上のグラスが満たされなければ、その下にあるグラスにシャンパンを注ぐことはできません。


 まず自分が豊かになって、稼げるノウハウをまわりに与えていく。

 自分がしあわせになって、そのしあわせをまわりに与えていく

 この順番が大切なのです。


 たとえば、結婚式のキャンドルサービスも、しあわせ絶頂の自分の灯を、みんなのテーブルのキャンドルに分け与えていきますよね。

 まわりに灯を与えることで、まわりもどんどんしあわせになり、まわりの人に喜んでもらえて、感謝されることで、自分ももっとしあわせになっていくいい例です。


 このように、普段から自分を満たし、まわりをしあわせにするように「あり方」を整えていくことで、ビジネスもプライベートもうまくいくようになります。

「あり方」を整えて、自分もお客さまもしあわせになる、いい関係を築いていきましょう





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