・「あり方」「やり方」「ツール」が成功のカギになる
「いつも新しいものを学んで取り入れているのに、あまり成果を感じられない」
というお悩みをよく耳にします。
常に「もっといいものがあるのではないか…」と探し続け、疲弊している経営者は少なくありません。
ビジネスで成功するには、大きく3つのポイントがあります。
それは「あり方」「やり方」「ツール」です。
まず、ひとつ目の「あり方」は、「戦略」と言い換えることができます。
戦略は、男性経営者には比較的伝わりやすい言葉ですが、女性経営者の場合は、強いイメージを感じて身構えてしまう人もいるようです。
そのため、いまは戦略より、あり方やマインドといった表現が多く使われるようになりました。
ふたつ目の「やり方」は、男性では、よく「戦術」と言われるものです。
これも、女性はやり方のほうが、しっくりくるかもしれませんね。
3つ目は「ツール」です。
これは、SNSに置き換えると、FacebookやInstagram、LinkedInといった「道具」にあたります。
3つのポイントのなかで、あなたはどこに力を入れているでしょうか?
うまくいっている人は、重視しているところに共通点があるものです。
今回は、そのポイントをお伝えしますね。
・まずはあり方から整えよう
3つのポイントのなかでも、ツール・やり方は成果や取り組み方がわかりやすいので、目を向けている人は多いものです。
実際、ビジネスを展開していくうえで、SNSをツールとして使う場合と使わない場合では、使ったほうが圧倒的に成果を感じやすくなります。
でも、成功している人ほど、ツールよりあり方を大切にしています。
なぜなら、ツールはあり方によって、結果が大きく変わってしまうからです。
そのため、ビジネスで成功するには、ツールややり方の前に、まずあり方を整えることが欠かせません。
・ツールの活かし方は、あり方で変わる
たとえば、切れ味のいい包丁はツールのひとつです。
そのツールである包丁を使いこなすために、テクニック(やり方)を学び、料理を覚えたとします。
このとき、「おいしい料理をつくりたい」という気持ちが、あり方(マインド)です。
あり方の整っている人が使えば、包丁は人をしあわせにする道具になります。
ところが、包丁を使う人のあり方に憎しみがあると、どうでしょうか?
包丁はあり方次第で、他人を傷つける道具に変わってしまうこともあるのです。
このように、ツールは使う人次第で、プラスにもマイナスにも作用します。
あり方がマイナスであれば、どんなによいやり方・よいツールでも、マイナスになってしまうのです。
・プラスに変化していくためにあり方を整えましょう
ビジネスにおいて、多くの人は、つい手っ取り早く稼ぎたくなってしまいがちです。
そのため、やり方やツールにこだわって失敗してしまうことも多々あります。
あり方やり方ツールのなかでも、どうあるべきかといったあり方が、もっとも大切であることを忘れてはいけません。
FacebookやInstagram、LinkedIn など、便利なツールがあり、よいやり方をしていたとしても、本人のあり方が間違っていたらマイナスになってしまいます。
その結果、会社の経営が傾いてしまうケースもあるでしょう。
だからこそ、ビジネスの成功には、最初にあり方を整えることがもっとも重要なのです。
・目先のツールに頼りすぎていませんか?
頭痛がするとき、すぐに症状を治したくて、「頭痛薬がほしい」と考える人も多いのではないでしょうか。
同じように、ビジネスでもすぐに結果が出るものや、効果を感じるものがほしいと思ってしまいがちです。
でも、頭痛薬(ツール)は、一時的な解決方法にすぎません。
飲み続けていると、次第に効果が感じられなくなり、もっと強い頭痛薬が必要になってしまうケースもあるでしょう。
それは、頭痛が起こる原因や自分の体質を知ろうとせずに、そのままにしてしまっているからです。
ビジネスの場合も、すぐに問題解決のツールに頼るのではなく、まず自分がどんな状態にあるかを知り、あり方を整えていきましょう。
・まわりを大切にすることであり方は整う
ビジネスは、あり方次第で大きく好転していきます。
そして、人を応援することや、目の前のひとりを大切にするといった、ごく当たり前のことを行うと、あり方は次第に整うものなのです。
あり方が整うと、自然とやり方がよくなり、ツールもよい使い方に変わっていきますよ。
ビジネスを長く盤石に継続していくために、自分はどういった心持ちでビジネスをしているのかを見直して、ビジネスを上向きにしていきましょう。
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