・連絡ツールは時代とともに変化してきた
あなたは、お客様の連絡先をいただいていますか?
前回のコラム『起業家は「リストが命」!』でも少しお伝えしましたが、お客様のリストには連絡先を2つ確保するのが大切です。
わたしが営業をしていた昭和の時代は、お客様から住所と電話番号を教えてもらい、家に訪問していました。
その後、家に訪問されることを嫌がるお客様が増え、FAXが普及したこともあり、FAXや電話での営業が主流になりました。
そこから、電話営業を好まない人や、家にFAXを持たない人が増えたため、現在は、メールやメッセンジャーが主な連絡手段になっています。
時代とともに連絡ツールは変わりますので、時代に合わせてお客様と上手につながる方法を取り入れましょう。
・連絡ツールのポイントは、こちらから連絡できること
さまざまな連絡ツールが増えたため、どの連絡先をいただくのがいいのか迷っている人も大勢います。
「LINEとメールではどちらがいいでしょうか?」
という質問も多いのですが、わたし自身は、この両方を活用しています。
このポイントは、「こちらからお客様個人に連絡できること」です。
そのため、お客様ご自身で見に来ていただかなければいけない「SNSフォロー」は、「リスト集め」にはなりません。
フォロワーをたくさん集めても集客にはつながらないので、リスト集めでは、しっかり「連絡先」をいただきましょう。
・リストは「連絡先」ではなく「長くお付き合いできる人」を集めるもの
ビジネスにはリストが必要とはいえ、リスト集めは、ただ連絡先を聞くことが目的ではありません。
これからファンになってくれるような、人として長くお付き合いができる人たちとつながることを目的にしましょう。
そのために、誰が申し込んでくれたのか、名前と連絡先を知りたいのです。
もちろん、経営者によって、リストへの考え方が違うこともありますが、他人によって、考え方が違うのは当たり前です。
どれが正解かを考えるよりも、ぜひ、自分が好ましいと思う考え方や方法を取り入れてくださいね。
・リストを使って時代に合った集客をしましょう
以前のビジネスは、「ワンステップマーケティング」といって、SNS(アメブロやInstagram、Facebookなど)に情報をアップすると、すぐに申し込みが入る時代でした。
でも、近年はSNSからメールに登録してもらい、登録した人がセミナーに来るといった、「ツーステップマーケティング」の集客でなければ、人が集まらなくなってきています。
例外として、新しい媒体が登場したときなどは、ワンステップマーケティングも有効です。たとえばクラブハウスが出た際は、その目新しさで、直接お客様が来てくれました。
ただ、通常の場合、いきなりセミナーに誘導するのではなく、まずはメールやLINEに登録をしてもらい、リストをとることから始まります。
そして、リストに登録した人に向けてセミナーの案内を出し、集客をすることで、人が集まるのです。
SNSだけで集客をするという昭和型の考え方は、今後どんどん通用しなくなっていくでしょう。
これから起業する人は、情報を正しく認識し、有効な集客方法を活用してくださいね。
・ゆっくりお客様を育てていきましょう
リストの人たちに向けてセミナーのご案内をした際、実際に来てくれるのは、リストの10~20%ほどです。
すぐに動いてくれる10~20%の人たちのことを、ビジネスでは「いますぐ客」と呼んでいます。
残りの80%の人たちは、そのうちにお客様になる可能性がある人たちです。
ただし、何もしないといなくなってしまうため、ステップメールやメルマガなどでつながりながら、教育していきましょう。
そのためにも、365日ステップメールを送ることが重要なのです。
リストのなかの人がある日、
「起業したいな」
「年商3000万円を目指そう!」
「年商1億円を達成したい!」
と思ったときは、ステップメールを毎日送っているあなたのことを、一番最初に思い出してくれます。
そこから、お客様になっていただけるのです。
・お客様とは適度な距離でつながり続けましょう
ひとりの人と長くつながるには、適度な距離でゆるくつながり続けることが大切です。
そのために、ステップメールなどが送れる連絡先をいただき、あなたのサービスや仕事への想いを伝え、よい関係性を築いていきましょう。
「多くの人」ではなく「サービスを必要としてくれている人」とつながるには、ツーステップマーケティングはとても有効な方法です。
理想のお客様とつながりながら、自然に、着実に、ビジネスを拡大していきましょう。
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