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執筆者の写真大沢清文

●働き方の「壁」を越え、理想の人生を手に入れましょう

・次のステージに上がるために、それぞれの「壁」を知る



「もっと多くの人を集客したい」

「もっと多くのお客様に喜んでいただきたい」

 と感じている人は、次のステージに上がる「壁」を越えるタイミングなのかもしれません。



 その壁をしっかり把握して動いていくことで、理想の未来をつかむことができます



 前回のコラムでは、5つの働き方のご紹介と、そのなかから、①「雇用者タイプ」と②「個人事業主タイプ」の壁について解説しました。




 今回は、③「専門家」と④「起業家」、⑤「経営者」それぞれの壁と、乗り越えるコツについて紹介していきましょう。



・「専門家タイプ」は、いままで積み重ねてきたことを活かしましょう



 以前、20年間歯科医院に勤めている人が、わたしのコンサルに来てくれたことがありました。

 その人は、本業で1年の収入が1000万円を超えているのですが、歯科医院に勤めながら、副業でも1000万円ほど稼いでいます。



 副業は、歯の治療に来る人の口をずっと見ていて、「口の悩み」を持っている人が多いことに気づいたことがきっかけだったそうです。

 患者さんの口の悩みに対して、

「それは、こうしたらいい」

 と教えているうちに、仕事として依頼が来るようになっていきました。



 歯医者さんが急に、弁護士や建築家など、まったく別の仕事を目指して資格をとろうとしても、なかなかうまくはいきません。

 それよりも、この人のように、歯科医のスキルと資格を活かす方法を探したほうが自然ですし、着実に実績を積んでいくことができます。



 まずは、自分の専門分野に絞って、ファンを増やしていきましょう



・「起業家タイプ」が壁を越えるカギは、思い込みを外すこと



 専門家タイプの次のステージの「起業家タイプ」には、次の2つの壁があります。

 ・「高額商品が売れない」という思い込み

 ・「人に頼むことができない(自分でやったほうが早くて確実だ)」という思い込み

 この2つの思い込みから生まれる壁にぶつかっている人がとても多いのです。



 まず、起業家タイプの人たちが、年商300万円から1000万円に到達するためには、

「高いものを売ることは悪いこと」

 という思い込みを外して、高単価商品を売ることを目指しましょう。



 実際、高いものを売ることは悪いことでしょうか?

 決してそんなことはありませんよね。



 起業家タイプの人たちは、「集客」が仕事になってしまっていることも多く見受けられます。

 そして、大勢の人を集めようと意識するほど、無料や低価格から逃れられなくなってしまうのです。



 集客に悩んでいる人は、低価格の商品ばかりを扱っていませんか?

 もしそうであれば、「高単価のものは売れない」という思い込みを手放すところから、アプローチを変えていきましょう。



「高単価のものは売りにくい」という怖さの壁を越えるためには、日頃からよかったこと・できたことにフォーカスすることが大切です

 できなかったことや心配なことにフォーカスすると、商品を売りにくくなってしまいます。

 ですから、できたことやよかったことにフォーカスする習慣を身につけることが欠かせないのです。



・「起業家タイプ」の人は、つい自分で抱え込んでしまいがち



 起業家タイプの人は、自分でセールスができる人たちです。

 同じことの繰り返しや、マニュアル通りに進めることが得意ではないので、自由な働き方ができると力を発揮します。



 その反面、すべて自分で行わなければいけないので、一時的に売上が上がっても、忙しさのあまり、いつか限界になるケースも多々あります。



 あなたは、人に頼ることができずに、ひとりで仕事を抱え込んではいませんか?



 すべてのことを自分ひとりで行っていると、いつまでもチームやコミュニティをつくることができません。

 それを避けるためにも、人に頼むように意識することが得策です。

自分以外の人にお願いできる人が、将来的に1000万円の壁を越えていけるようになりますよ。



・「経営者タイプ」は、人にセールスを教えることを目指しましょう



 あなたは、セールスを自分で行うだけでなく、人に教えることができますか?



 経営者タイプの人は、自分以外の人が販売してくれるしくみ(販売の自動化・広告・ほかの人へ依頼する)を上手につくることができる人です。



 ただ、起業家タイプと同じように、自分でセールスをしなければいけない状況では、忙しすぎて経営がまわらなくなってしまうかもしれません。

 この壁を越えるには、人にセールスを教えることが必要です。



 人にお願いをして、セールスを自分以外の人に教えることができるようになると、自分のコミュニティをつくることにつながりますよ。



・雇用を生み出すことは、社会貢献にもつながっている



 起業家タイプと経営者タイプの違いは、

 ・起業家タイプ…セールスが好きな人・自分でセールスができる人

 ・経営者タイプ…セールスを人に教えられる人

 という点です。



 経営者タイプの仕事は、雇用を生み出すという「社会貢献」をすることです

 チームや組織、コミュニティ、取引先など、まわりに支えられてやりたいことができるため、まわりに愛と感謝の気持ちで、未来にワクワクして仕事をするとうまくいくでしょう。



 でも実際、経営者は忙しいので、人に教えることができずに、自分でセールスを行っているケースがとても多くなっています。

 その先の、理想の未来を叶えるためにも、人にセールスを教えて、壁を乗り越えていきませんか?



 わたしがご紹介している5つの働き方は、どのステージも社会に必要不可欠なものなのです。



 自分の得意なことを活かして社会とつながっていくためにも、自分に合った働き方で、それぞれの壁を乗り越え、理想の人生を手に入れていきましょう。




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