・「オンライン顧客」と「サロン顧客」は、分けて考えましょう
これからの時代におすすめしたいサロン経営スタイルは、リアル(実店舗)+オンライン事業のハイブリッド型経営です。
この経営スタイルなら、誰にでも、年商を1000万円、3000万円、1億円…と上げていくことも夢ではありません。
まずは、オンライン事業だけで、年商1000万円を達成するところから始めましょう。
オンラインの売上を上げていくにも、コツがあります。
それは、サロンとオンラインの顧客は、分けて考えること。
多くの人が陥りがちなポイントは、それまでのサロンの顧客と、新たなオンライン事業での顧客を一緒考えてしまうことです。
でも、サロンとオンラインでは、経営スタイルがまったく違うので、それではうまくいきません…。
では、サロンとオンラインではどこが違うのか、具体的に見ていきましょう。
・オンライン事業のために「リスト」も「サービス」も新しくつくる
サロンの顧客をつくろうと思ったら、サロンの顧客リストやカルテはとても重要ですよね。
同じように、オンライン経営では、オンラインに来てくれた人たちの、「オンラインリスト」が必要になります。
また、サービスに関しても、違いがあります。
サロン経営ではエステ(施術)や物販が主ですが、オンラインの場合、
・オンライン講座
・オンラインサービス
・オンラインコンテンツ
などがサービス内容になるでしょう。
つまり、オンラインは、オンラインだけのサービスをつくることが大切なのです。
ここが、頭の切り替えの必要な部分ですね。
・サロンとオンラインでは、「ビジネスモデル」が変わる
オンライン事業では、ビジネスモデルの形態も大きく異なります。
【サロン】
・「1対1」でお客様と対峙
・お店を任せる幹部となる人、職人や技術者をひとりずつ育てる必要がある
・「社員」を雇用する
【オンライン事業】
・「1対複数人」を相手にする
・教えることのできる人、育てる人、受講生を複数同時に育成できる
・「講師」を増やす
このように、オンラインはどんどん「講師」を増やることのできるビジネスモデルなのです。
また、サロンの場合は、社員や技術者からは、
「給与がほしい」
「売上をもっと上げたい!」
というような声も聞こえてくることが多々あります。
それに悩んでいるサロンオーナーさんも、少なくないのではないでしょうか。
その原因は、「社員」の雇用形態に、
・競争マインド
・依存マインド
・雇用マインド
があるからでしょう。
でも、オンラインの「人を育てる」「みんなで応援し合う」というスタンスでは、
・自立マインド
・応援マインド
・起業マインド
が育っていきます。
このように、サロンとオンラインでは、マインドの部分でも大きく違うということを頭に入れておきましょう。
サロン経営の場合、オーナーがお金を払って雇用しますが、オンライン経営は、お客様がお金を払って学んでくれるしくみです。
つまり、お金を払ってくれる人たちが、ビジネスパートナーになっていくのです。
基本となる関係性の違いを理解して、ビジネスを組み立てていきましょう。
・オンライン経営では、この3つのポイントを押さえましょう
おさらいになりますが、オンライン経営のしくみのポイントを大きく3つ、振り返りましょう。
まずひとつめは、「1対複数」で、場所を選ばずに、講師を育てることができる、という点です。
サロンの場合、社員教育と言えば、実店舗で、1対1で教えるのが常でしょう。
でも、これには時間や場所の制限がどうしてもかかってしまい、人が増えるほど、育てる側の負担も大きくなっていきます…。
2つめは、「お金の流れ」の違いです。
社員を雇用するとなると、給与の支払いや一定の補償をすることが求められるため、人件費がかかります。
でもオンラインでは、メンバーさんが多ければ多いほど、会費や講座費が入るのです。
このように、お金の流れ方がまったく違うのも大きなポイントでしょう。
3つめは、「固定費」の問題です。
実店舗を構えていると、家賃が発生しますし、ベッドなど大きな設備への固定費がかかってきます。
でもオンラインでは、家賃・人件費・設備費などのコストはかかりませんので、高額商品を販売したときの利益率がとても高くなるメリットがあります。
このように、サロン(実店舗)とオンラインの経営スタイルの違いを押さえて、分けて考えながら、両方を上手に取り入れていきましょう。
この違いを理解して経営していくと、オンラインだけで年商1000万円の目標もクリアでき、ゆくゆくは3000万円、そして1億円も、夢ではなくなるはずですよ。
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