・質の高い「場」をつくるポイントは5つ!
場のつくり方次第で、そこに集まる「人」も変わることをご存じですか?
コミュニティをつくるときは、自分が集める人を「選ぶ」主催者となることが大切です。
ぜひ、どんな人に入ってほしいのかを明確にして、質の高い「場づくり」を意識してみましょう。
質の高い「場」づくりには、5つのポイントがあります。
それは…
1 学び
2 仲間
3 ロールモデル
4 目標設定
5 交流
…という5つです。1〜3は、前回までのコラム、
で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回のコラムでは「4 目標設定」と「5 交流」について詳しくお話ししていきましょう。
・「コミュニティ・チーム・個人」それぞれの目標を設定しましょう
コミュニティにおける「目標」は、主催者が決めるコミュニティ全体の目標と、メンバーが設定する、個人の目標とチームの目標があります。
一人ひとりが持つまったく違う目標を応援し合っていくためには、チームごとに「チームの目標」を設定してもらうことが大切です。
そうすることでお互いに応援しやすいチームになり、結果的に皆が成長し合える質の高いコミュニティになるでしょう。
人は大人数のままでは、動きが鈍くなってしまうため、コミュニティ内で4名~6名の「チーム」に分けて運営していくのがおすすめです。
オンラインで定期的にミーティングを行う際にも、多すぎず少なすぎない人数なので、チーム全体がまとまりやすくなりますよ。
チームは、意見交換をしやすく、それぞれの状況を把握しやすい、「皆が主体的に関わることができる人数」に設定することが重要です。
・チームをよりよい「場」にするため欠かせないのは、ルールづくり
目標を設定したあと、実際に応援し合うために欠かせないものは、チームのルールづくりです。
チームで活動するために、次のように大きく3つに分けてルールをつくると、取り組みやすくなるでしょう。
①安心安全の場、応援し合える場、ポジティブな場をつくるためにすることを決める
②相互応援できるプラットフォームを作成する
③毎日すること、毎週すること、毎月すること=Actionプランを決める
この3つのポイントから、それぞれのチームごとにルールを作成してもらうことで、より主体的なコミュニティになっていきますよ。
・チームで取り組むために、あえて「当たり前」を明示する
まず、「①安心安全の場、応援し合える場、ポジティブな場をつくるためにすることを決める」では、シーン別に考えていくこともおすすめです。
たとえば、発表するとき、誰かが意見をシェアしているとき、ミーティングのとき…、それぞれのシーンに合わせて「言葉」「身体」「行動」をどのようにするといいか、考えてみましょう。
(例)
・言葉=誰かが述べた意見にはポジティブな言葉がけをする
・身体=うなずきながら、笑顔で聞く
・行動=わからなくて困っているメンバーに対して、積極的に手を差し伸べる
コミュニケーションをとるうえで「当たり前」のようなことであっても、あえてチーム皆の共通認識として掲げることはとても大切です。
これを決めているかいないかで、その場が居心地のよい場になるのか、そうではないのかが決まってくると言っても過言ではありません。
・プラットフォームの制作時に、ルールやマナーも決めておきましょう
次に、「②相互応援できるプラットフォームを作成する」では、チームの活動の詳細を決めていきましょう。
(例)
・チーム専用のFacebookグループページをつくる
・グループページへの投稿のルールを決める
このように、プラットフォームを作成して、皆の意見で活気づくページをつくり上げていくのが理想的ですね。
このときに、投稿する際のルールやマナーも決めて、全員が気持ちよく関われる場にしていきましょう。
・Actionプランがあるとお互いの理解がどんどん深まっていく
最後に、「③毎日すること、毎週すること、毎月すること=Actionプランを決める」は、チームを実際に動かしていくために不可欠な要素です。
(例)
・毎日、その日よかったこと3つを投稿する
・翌週の目標を週の始めに各自投稿する
・毎月1回はオンラインミーティングを開催する
…このように、チーム全員で行う「Actionプラン」を決めていきましょう。
こういった具体的な行動があることで、メンバーはお互いの価値観や目標をより深く知ることができます。すると、
「自分はどのように応援できるかな」
と考えられるようにもなるのです。
また、投稿に対してお互いにコメントを残したり、フィードバックしたりすることで、チームがどんどんひとつにまとまっていくでしょう。
・あなたのコミュニティは「5.交流」できる場になっていますか?
コミュニティは、最終的には自走型になることが理想的です。
そのカギを握るのは、「交流」。主催者は、コミュニティメンバー同士の交流をいかに活性化させるかが大切なのです。
講座を開講している際は、主催者は「講師」という立場で指導します。
つまり、「先生と生徒」という関係ですよね。
でも、講座終了後、コミュニティでもそのままでいるとどうなると思いますか?
カリスマ型の先生のポジションのままで進むと、メンバーはいつまでも「学ぶ人」のまま…。指示待ちの人になってしまうのです。
ですから、自走型コミュニティでは、それぞれが「〇〇についての専門家」という立場で、講師も受講生も横並びの関係・同じチームメンバーという位置づけを意識していきましょう。
仲間をつくり、みんなで目標設定をし、メンバー間でリーダー・副リーダーの役割を持って活動をすることで、自主的にやりたいことを見つけ、「教え合う人」に変わっていきますよ。
ここまでご紹介してきた5つのポイントを押さえ、あなたが理想とする人たちが集まる、素晴らしい場=コミュニティをつくっていきましょう。
理想の人が集まるコミュニティが増え、多くの人が新しい仕事のスタイルで成功していくことを応援しています。
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