・「応援」で世界が変わる
あなたは、
「ひとりでなんでもできる完璧な人にならなければ」
とがんばりすぎていませんか?
多くの経営者が誤解しているのですが、ビジネスで成功しているのは「なんでもできる人」ではなく、「まわりを応援している人」です。
仏教には、「長い箸」というお話があります。
地獄では、みんな長い箸で一生懸命ご飯を食べようとしますが、自分の箸では長すぎて食べられないので、みんなが飢えています。
一方天国では、みんな自分の長い箸でまわりの人に食べさせ合うので、みんなが満たされてしあわせになるというお話です。
この「長い箸」のお話は、ビジネスにも当てはまります。
何かを与えてもらったら、人はお返しをしたくなるものですから、与えることが好きな人に多くのお返しが返ってくるのです。
人を応援することで、自分がいる場所を天国にすることができます。
応援を常に意識していると、見える世界が変わっていきますよ。
・応援の力を循環させましょう
応援をするときに、どんな心がけで行うのがいいでしょうか。
それは、人のため、社会のために活動している人、まわりをよくしたいという気持ちでいる人を応援することです。
人を喜ばせるために活動している人、自分が掲げた目標に対して、真摯に取り組んでいる人には、お金を使いたくなる気持ちがわいてくるものです。
「この人にお金を払って教わりたい」
「この人から商品を買いたい」
と思っていただける人・会社を目指してください。
まわりを応援する人が、一番応援してもらえる人になります。
まわりの人を応援して、自分で応援の循環をつくるところから始めませんか。
・応援し合いながら生きるステージに上がりましょう
ありがたいことに、現在は
「いろいろな人のことを応援していますね」
「大沢さんのように働きたいです」
と言われることが多くなりました。
でも、自分では無理をしてがんばっている感覚はありません。
これは、これまで見返りを求めずに相手のことを考えながら動いてきた、ギブの循環のおかげです。
ギブの循環が起きることで、いまはチームや周囲の人々が自ら動いてくれるようになりました。
お客さまに対しても、チームや仲間に対しても、まずは見返りを求めずに動きましょう。
その先に、応援し合い、調和しながら生きるステージが待っていますよ。
・最大限の感謝を伝えていますか?
お金の使い方にも、応援されるかどうかがあらわれることをご存じですか?
自分がお金を使うときに、表情や態度で感謝の想いを最大限あらわす人と、そうでない人がいます。
これが、応援される人とされない人との違いです。
いつも人のためにお金を使っている人は、どう受け取ったら相手が嬉しいのかもよくわかっています。
だからこそ、最大限の喜びを表現できるのです。
逆に、感謝を表現しない人は、「この人は、人のためにお金を使っていないな…」とわかってしまいます。
喜んでもらえたら、またしたくなるのが人間です。
上手に感謝を伝えられる人には、どんどん応援が入っていきますよ。
・お客さまを喜ばせることが応援になる
ビジネスは、お客さまの悩みを解決することと、その人がどうなりたいかという未来を実現させることです。それが、お客さまを応援することにもつながります。
それなのに多くの人は、目の前のお客さまに、
「どうやって売ろうか」
「どうやって伝えようか」
と意識を向けがちです。
でも、それではお金はいただけません。
目の前のお客さまがどうしたら喜ぶのか、応援の気持ちを持って考えることがビジネスのポイントです。
お金が集まってくる人は、いつも人を喜ばせているのです。
うまくいかない人は、「どうすれば売れるのか…」と手法ばかりに気をとられていないか振り返ってみてください。
応援に意識を向けると、いい流れに変わって行くはずです。
・パートナーとは得意なことを発揮し合える関係を築く
わたしは、出会う人すべてが将来のビジネスパートナー候補と思って接しています。
講座に来てくださった人も、コンサルに訪れてくださった人も、「先生と生徒」ではなく、「ビジネスパートナー候補」です。
だからこそ、出会った人のことを徹底的に応援し、味方になることを掲げています。
そのなかで、お互いが得意なことを発揮できる関係性をつくり、みんなでビジネスを拡大していきましょう。
・美しい経営は、ライバルさえも味方にする
出会う人すべてがビジネスパートナー候補だと思えると、ライバルがいなくなります。
わたしは昔から競争が苦手なので、「一緒に組む」という考え方をしてきました。
同業の人でも、同じ能力がある人でも、その人の夢を徹底的に応援することで、関係性は変わります。
ライバルが味方になるとお互い戦わずに、「美しい経営」をしながら右肩上がりに発展していくことができるのです。
ひとりで何でもできる完璧な人を目指すより、業界内でも応援し合って調和しながら、みんなで夢を叶えていきましょう。
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