・ビジネスには、ステージごとに10の壁がある
「起業したいけれどできない」
「集客ができない」
「理想とする人材の確保ができず、常に忙しい」
このように、ビジネスを拡大していく過程には、それぞれに立ちはだかる壁があります。
その壁をなかなか乗り越えられず、悩みを抱える経営者からの相談も少なくありません。
でももし、そのビジネスの壁を乗り越える秘訣があるとしたら、知りたいと思いませんか?
今回は、ビジネスを拡大するための10のステップをご紹介しましょう。
・ビジネスの壁を越える、10のステップとは?
ビジネスを拡大するには、10のステップがあります。
各ステージにはそれぞれの悩みがありますが、それを解消しステップが上がると、売上も伸びていきますよ。
【ステップ①起業の壁】
ひとつ目のステップは、「起業の壁」です。
雇用されているうちは経済的に安定するので、多くの人がこの起業の壁を越えることができないものです。
起業の壁には、一歩を踏み出す勇気が必要になります。
【ステップ②商品の壁】
起業したあと、次にやってくるのは、「商品の壁」です。
起業しても、売る商品がなければ当然ながら売上は上がりません。しかし、個人が起業し、借入れして商品をつくるとなると、リスクが伴うものです。
そこで、講座を教える先生になって、講座を販売することをおすすめします。
先生になることで、最後のステップ⑧の継承の壁も越えやすくなるでしょう。
【ステップ③集客の壁】
商品ができたあとは、それを購入してくれる人を集めなくてはなりません。
ステップ③では、経営するうえで避けられない「集客の壁」が訪れます。
理想のお客様に来ていただくためには、口コミと紹介が欠かせません。
いつの時代も、口コミと紹介は安定したビジネスにつながります。紹介してもらえる商品やサービスであるかどうか、そして、前提として、紹介してもらえる自分自身かどうか。
ぜひ、自分自身のあり方も整えていきましょう。
【ステップ④販売の壁】
集客の壁を越えて人が集まるようになったあとは、「セールスができない…」という「販売の壁」が立ちはだかります。
商品を売ることを、悪いことのように感じてしまう人もいるようですが、本来、販売することはお互いにとって「喜び」のはずです。
自分の商品を最初に買ってもらえたときの喜びを思い出してみると、販売に対するハードルが下がるのではないでしょうか。
【ステップ⑤継続の壁】
思いきって起業し、商品・集客・販売の壁を越えると、今度は「継続の壁」があらわれます。
ここではまず、目安として「3年間継続させること」を目標にするといいでしょう。
「継続の壁」は、ステップ①〜④のすべてに関わります。
ステップ①「起業し続ける」
ステップ②「商品をつくり続ける」
ステップ③「集客し続ける」
ステップ④「販売し続ける」
継続し続けてお客様にリピーターになっていただけると、ビジネスを安定させることができるでしょう。
【ステップ⑥労働の壁】
せっかくビジネスが継続しても、ひとりビジネスの場合は、賃金が安定しないため、とても忙しい状態から抜けられず、休みもとれない状態に陥りがちです。
ひとりでビジネスをしている人ほど、この「労働の壁」をなかなか越えられません。
ひとりビジネスから脱却するためにも、人材を確保することがステップアップのポイントになるでしょう。
【ステップ⑦人材の壁】
人を雇うことを決めると、いい人が来てくれないという「人材の壁」にぶつかります。
年商3000万円を超えようと思ったら、雇用したり、自分以外の人に動いてもらう必要があります。
社内での雇用ができない場合は、外注して専門家にお願いする選択肢もあります。
いままでは、社員やパートを雇うことで人材確保する考えでしたが、現代は、外部にたくさんの専門家がいます。その人たちとうまくビジネスパートナーとして組んで、相手にも利益をもたらせるようにしましょう。
【ステップ⑧組織の壁】
また、更なるステップアップをするためには、組織化することが必要になります。
でも、人は簡単には育たないので、ここで「組織の壁」を感じる人も多いでしょう。
【ステップ⑨資金の壁】
組織をつくると、お金が大きく回るようになるので、税金などのお金の管理がこれまで以上に難しくなります。
そのため、「資金の壁」にぶつかる人も多いはずです。
【ステップ⑩継承の壁】
最後に、自分が大切にしてきた商品やコンテンツを、誰かに継ぐことができない、「継承の壁」が立ちはだかります。
でも、自分と同じように商品を広めてくれる人が増えたら、ビジネスはもっと大きく発展していくでしょう。
継承する相手は、自分が教えて育てた人のほうがうまくいきます。
また、あなたが現場から離れて自由に動けるようになると、さらにビジネスを拡大していくことができるようになりますよ。
・最初にゴールから考えていきましょう
ビジネスを拡大するために、わたし自身もこの8つのステップを越えてきました。
そして現在は、「先生」を育成することに力を注いでいます。
先生が増えると、「先生が学びたい人たちに教える」という形でビジネスが広がり、自然と継続ができるようになります。
さらに、「先生」を育てるようになったことで、コミュニティにいい人が集まるようになりました。
ビジネスを拡大させたい人は、最初から「先生」を組織化するためのコミュニティをつくっておくのがおすすめですよ。
また、税金などのお金の壁を感じている人におすすめしたいのが「出版」です。
いい本をつくって学校などに寄贈することは、社会的にとても役に立つことができるお金の使い方になりますよ。
そういった活動に共感してくれる人が集まると、組織はさらに大きくなります。
ビジネスの拡大を考えている人は、最初から⑧継承の壁を越えるところをイメージしながら逆算して、ビジネスのしくみを考えていきましょう。
・ビジネス継承のために「標準化」をしましょう
多くの人を「先生」にして、ビジネスの継承をすると考えたときに必要になるのが、ビジネスの標準化です。
<標準化>…誰もが同じように業務を遂行し、同じような成果を出せるようにすること。
ビジネスを継承するために、カリキュラムやコンテンツを、誰でもできるように標準化しましょう。
とはいえ、標準化すると誰にでもできるので、真似をされやすくなります。
でも、真似されなければビジネスは広まりません。
真似されることを極端に怖がる人は、自分が集客でライバルばかりを集めているのかもしれません。
理念を打ち出して人を集めると、共感してくれる人が集まり、ライバルは入って来なくなるので、真似される恐怖もなくなるでしょう。
・10のステップで、仲間と一緒にビジネスを成長させましょう
これからの時代は、競争ではなく「共生」がキーワードです。
10のステップでビジネスを拡大していくと、まわりの人と共生し、応援し合いながら、ビジネスを続けることができるようになりますよ。
なかなか越えられないように感じるビジネスの壁にも、乗り越え方はかならずあります。
ぜひ、一つひとつのステップを着実に進んで、共感し合える仲間と一緒にビジネスを成長させていきましょう。
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